家を建てる時、大工さんがまさに施工中の現場や、仕上がってきた段階でお施主様が現場を見にくることはありますが、基礎現場を見に行ったことはありますか?

足元も悪く、結構危ないので見学自体お断りされる事が多いかもしれません。

ある日ふらっと現場に行った際に目にした、木材の無数の点々。普段木造と関わる事が少なかったので、いい機会なのでじっくり観察してみました。

無数の点々の正体。基礎の上に組まれる「土台」の秘密

木造か鉄骨かで施工方法は変わりますが、画像のように基礎の上に土台となる木材を組み、その上に柱や梁、そして床の下地パネルなどが施工されるパターンも存在します。もっと厳密に言えば、基礎と木材の間にも部材を仕込んでいます。

完成してしまえば見えない部分。この部分に無数の点々とした穴のようなものが全体に空いています。

これは、虫食いでも施工ミスでも、傷でもありません。きちんとした明確な理由がありました。

防腐剤を染み込ませる為の穴

基礎現場に画像のように固定されている時点で(現場に入ってくる時点で)防腐剤がたっぷりしみ込んでいます。プールのような所にどぶ漬けのような形でしみ込ませる所もあるようで、かなりガッツリ注入されています。

あの無数の穴は、防腐剤を木の芯までしっかり染み込ませるために、あらかじめ施されている加工なのです。

基礎と接地するところは特に、このような加工をして腐ってしまわないようにしっかり土台作りを行い、その上で上物が作られていきます。

見えないところこそ重要

建ててしまえば見えない部分。でも建物の中で土台となる重要な部分。いくら綺麗な上物が建ったとしても、土台が脆ければだめになりやすい。

見えないところほど慎重に。何十年も住み続ける前提で立てている建物は、やはり細部まで考えられているのだなと改めて感じます。

ちなみに基礎工事が終わり、大工さんが大引きの工程を進めていく工程あたりで、防蟻処理も行われています。茶色っぽい色しか見たことなかったですが、メーカーによってはピンクだったり緑だったり、防蟻剤にもいろいろな種類があるそうです。

そんなことまでしているんだと思うような細かな工程を経て家が建てられています。

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